このホームページを初めてご覧になられた方には聞き慣れない言葉かもしれません。
遅発性ジスキネジアとは、自分では止められない、止めようとしてもすぐに動いてしまう、自分の意思とは無関係に起こる「不随意運動」のことです。抗精神病薬などを長期に服用することで発症することがわかっています。
症状としては、口をもぐもぐと動かす、唇をすぼめるように突き出す、足の指が動くなど、無意識のうちに体のいろいろな場所が動いてしまうことが特徴です。
抗精神病薬などを長期に服用している方で、このような動きがみられたら、それは遅発性ジスキネジアかもしれません。遅発性ジスキネジアも他の病気と同じように、早期発見と早期治療が大切です。
このホームページをご覧になって遅発性ジスキネジアを正しく理解し、気になる症状が続くようであれば、主治医の先生に相談するようにしましょう。
島根大学名誉教授 堀口 淳
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